EV充電器を設置する際の「電圧」

電圧は100Vか200Vのどちらか

ご家庭にある家電製品は電気を使用するように、EV充電器も電気を使用してEV車を充電します。

EV充電器の場合、電圧は100Vと200Vの2種類があり、ご自宅にEV充電器の設置工事をする前にこの電圧を決めておく必要があります。

電圧により充電スピードが変わる

100Vと200Vとでは、充電スピードが2倍異なります。例えば、15A(アンペア)の電流で充電をする場合、100Vだと1.5kW(100V x 15A)の充電電力となります。一方、200Vだと3.0kW(200V x 15A)の充電電力となり、200Vだと100Vの充電電力の2倍の電力で充電することになります。

電圧により充電時間が変わる

日産サクラの場合、車両に搭載されているバッテリー容量は20kWhです。このバッテリー残量がゼロから満充電するためには20kWhの電力が必要となります。

上で説明したように100Vだと1.5kWで充電するため、20kWhのバッテリーが満充電するまで13.3時間(20kWh ÷ 1.5kW)かかります。一方、200Vだと3.0kWで充電するため、6.7時間(20kWh ÷ 3.0kW)で充電が完了します。このように、200Vだと100Vの半分の時間で充電が完了します。

EV充電なら200Vがおすすめ

今からEV充電器を設置するのであれば、電圧は200Vをおすすめします。今後EV車を買い替え、車両に搭載されているバッテリー容量が大きくなった際、100Vだと限られた時間では充電が完了しないことになります。また、100VでEV充電器の設置工事をした場合、将来200Vに変更する際に配線工事をやり直すことになります。将来のことを考えると、電圧は200Vにしておきましょう。

電圧に応じた製品を選ぶこと

パナソニックなどからEVコンセントが販売されていますが、商品は100V用と200V用の2種類のモデルがあります。電圧が200Vなら200V用のモデルを購入しましょう。

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